優しい旦那がいて、
かわいらしい娘が生まれて、
きっと誰よりも幸せなママに
私はなりました。

キレイな家に住んで、
車も持つことが出来て、
生活に困ってるほどはなくて、
本当に恵まれている・・・

なのに、

「独身時代のキラキラしていた自分には
もう戻ることはないんだな」

そう寂しく感じる自分がいる。

恵まれているのに、なんだか満たされない。

「この生活に不満があるなんて、ぜいたくだ」
「子供がいて生活が出来ていて、
それで十分幸せじゃない？これ以上何を望むの？」
「自分に使えるお金が減るのも、
時間が減るのも、あたりまえじゃない」
「みんなそうだよ、だってママだもん」

子供と家庭を第一に考えて
働き方は選ばないといけない。
だからお給料はあまり多くない。

疲れて家に帰ったら、
家族のためにご飯を作らなくちゃ。
ご飯を作ったら子供に食べさせて、
お風呂にいれて、片付けをして、

「あ。もうこんな時間」

寝かしつけと同時に寝落ちする毎日。

貯金を考えると、自分にお金を使うことを
もったいなく感じてしまう。

小さい子がいるから、
好きな時間に外に息抜きしにいくことも出来ない。

仕事が終わったら、家まで急いで帰らないと。

やりたいこと？そんなの夢のまた夢。
だってお金も時間もないんだもん。しょうがないじゃん。


そうやって毎日、
家事、育児、仕事に追われて
自分のことは後回しにし続けて
それは仕方がないことって思ってた。

でも、

「このまま歳をとって
本当に後悔しないのかな？」

必死に”ママ”をこなすだけの自分が
取り返しのつかない時間を、未来を、
失うんじゃないかと私はこわかったんです。